ステロイドの効果や副作用、その他アトピー治療に用いられる外用薬についてまとめました!

乾燥肌・アトピー肌改善のための正しいスキンケア方法
  1. ステロイド外用薬やプロトピック軟膏の効果と副作用

ステロイド外用薬やプロトピック軟膏の効果と副作用

皆さんは「脱ステロイド」や「アンチ・ステロイド」という言葉をご存知でしょうか?これはアトピー症状の見られる患者に皮膚科医が処方する外用薬「ステロイド」の常用を断ちましょうという意味の言葉で、理由はステロイドを塗り続けることでステロイドはどんどん強力なものになり一方で症状はどんどん悪化しいずれ一番強力なものも効かなくなってしまうこと、皮膚感染症の悪化や誘発・慢性化など、副作用が強いことなどが挙げられます。

「脱ステロイド」「アンチ・ステロイド」を推奨する民間療法の中には、「爪を揉んで自律神経のバランスを整える」「玄米を食べて生姜茶を飲んで体を温める」などの自然療法のみを行い「ステロイドは一切使わない」ことを治療の主な方針とするものも存在しています。しかし、こうした極端な考え方をして、それまで毎日使っていたステロイド軟膏を突然断ってしまうというのは実は非常に危険な行為です。と言うのも、ステロイドを急に止めてしまったために起こる「リバウンド」反応というのはとても酷いもので、血液や浸出液でジュクジュクとした炎症が起こり、そこから雑菌が体内に入り込み、心臓や脳に関わる疾患の原因になってしまうようなケースも少なくないのです。

大切なのは、ステロイド外用薬の効能や副作用、正しい使い方を守り、ステロイドばかりに頼る訳でもなく、うまく付き合って行くということです。こちらのページではステロイド軟膏の特徴や使い方、併用することの多いプロトピック軟膏について調べまとめました。

副腎皮質ホルモン剤ステロイド外用薬とは

副腎皮質ホルモン剤ステロイド外用薬とは

ステロイド外用薬とは、別名「副腎皮質ホルモン剤」と言われ、その名の通り腎臓の上にある副腎という臓器で作られるホルモンと同じものを人工的に合成し何十倍にも強くした薬であり、主に皮膚の炎症を抑えるために処方される塗り薬になります。

なぜ副腎皮質ホルモンが皮膚の炎症を鎮めるのかというと、このホルモンには皮膚の細胞そのものの活性化を抑える作用があるため、炎症を起こしている皮膚の細胞の活性化も抑えられ、更に痒みを感じる神経の活性化も抑えられるため、炎症・痒みの症状を軽減することが出来るという仕組みになります。

このため、強いものを長期に渡って使用すると皮膚が弱くなり、塗布した箇所の皮膚の色が白っぽくなったり、あるいは赤くなったり、紫斑が見られたり、かぶれたり、血管拡張や皮膚萎縮が見られたり、酷いと皮膚感染症の誘発・慢性化といった副作用が起こる場合も考えられます。

ステロイド外用薬の種類や強さ

ステロイド剤は、最も効果の強いデルモベートから、非常に効果の弱いキンダーベートまで、症状の重さや軽さといった要素はもちろん、使用する人の年齢や使用する部位などを医師が判断し、使い分けられます。

ランク 名前 備考
最も強い デルモベート 虫刺され、ひどいかぶれ、やけどの初期に有効。
非常に強い ダイヤコート
ジフラール
かなり強いがデルモベートよりは効果が劣る。
強い マイザー
リンデロンDP
フルメタ
アンテベート
ブデゾン
テクスメテン
ネリゾナ
メサデルム
トプシム
ビスダーム
アドコルチン
パンデル
強さや基剤が異なり効果や付け心地が異なります。
例えば、ネリゾナユニバーサルクリームは基剤が特長的です。トプシムクリームの基剤には抗菌作用があります。ブデゾンはステロイド剤なのに比較的かぶれることが多い外用薬と言われていました。現在発売中止になっています。逆にビスダーム軟膏の基剤はかぶれにくいといわれています。パンデルはハロゲンを含まないステロイドで比較的早く分解されると言われています。
普通 エクラー
ボアラ
ザルックス
リンデロンV・VG
ベトネバール
プロパデルム
リドメックス
コーワ
フルコート
リンデロンVG、ベトネバールGは、日本で最も有名で最もよく使われたステロイドです。ベトネバールNはフラジオマイシという抗生物質との合剤です。
やや弱い アルメタ
ロコイド
ケナコルト
レダコート
ロコルテン
このランクから顔に比較的長期に使用できます。短期なら上位のランクも使用可能です。アルメタは強さの割に血管拡張などの副作用が少ないとされています。ケナコルトAGは、フラジオマイシという抗生物質との合剤です。
弱い キンダーベート
デクタン
プレドニン
グリメサゾン
コルーテス
顔に付けても問題ないが、効果も弱い。

一般的に乳児・幼児やお年寄りは皮膚が薄く薬がよく吸収されることを考慮し、弱めの薬が処方されます。また顔や首などの皮膚が薄いところなども弱めの薬が、逆に手や足などの皮膚が厚く浸透が悪い部位には強めの薬が処方されます。

ステロイドの正しい使い方

ステロイドの正しい使い方

「ステロイドは副作用があるから本当は使いたくないけれど、止めると痒くて耐えられないから、症状をコントロールするために長期間ステロイドを使っている」という人は少なくありません。しかし、皮膚科医学書などに記されているステロイド剤についての説明文などを読んでみると、「急性の炎症症状に対して、一時的に使い、症状を維持する目的で長期間だらだら使い続ける薬ではない」「炎症が治まった時点でいきなり使用を中止すると、副腎機能が抑制されているため、リバウンドが起きる。徐々に使用量を減らしていくことが必要」というようなことが書かれています。つまり、ステロイドは本来、炎症が再発しないように調整しながら塗る頻度を徐々に減らし、薬の強さも弱めながら、いずれ使用をやめるという外用薬であり、「薬の強さ」「塗る頻度」を医者がこまめに診察しながら少しずつ調整し、患者に厳密に使い方を指導する必要がある薬だったのです。薬局でステロイド外用薬を購入し、個人の判断で、「痒くなったときに塗る」「常備薬」という認識は間違っているんですね。

プロトピック軟膏とは?

プロトピック軟膏とは?

ステロイド外用薬と併用して使われることが多くなってきているのが「プロトピック軟膏」です。プロトピックはステロイドのようなホルモン剤ではなく、「免疫抑制剤」なので、ホルモン作用による副作用がありません。

特に顔や首の症状にはよく効くとされ、ステロイド剤を使用したときのような血管拡張や皮膚萎縮を起こさないので、アトピー肌特有の赤みなどの症状が改善されます。中にはこのプロトピック軟膏だけで症状が改善され、ステロイドをほとんど使用しなくてもいい患者も少なくありません。

しかし、プロトピックはステロイド外用薬に比べ皮膚からの吸収率が低く、皮膚の厚い手足などの炎症には効きにくいとされています。また、塗った時に肌の表面にヒリつきや火照りを感じることもあり、皮膚が敏感な方は1週間ほど症状が続く場合もありますので注意が必要です。

またプロトピック軟膏はステロイド剤に比べると開発されてから日が浅く、乳幼児に対しての臨床試験が行われていないので、2歳未満の乳幼児に使用することが出来ません。

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